2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Proposal of Annotation and Transcription Scheme for Sign Language Interaction
Project/Area Number |
26704005
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
坊農 真弓 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (50418521)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 手話言語 / マウジング / 会話分析 / 相互行為分析 / 手話言語記述手法 / アノテーション / 日本手話 / コーパス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的を達成するために,以下の手順で研究を進める予定であった. (1) 開発中の手話言語記述手法に基づいたデータのアノテーション作業,(2) (1)の手法の利点を明確に示すための手話会話データ収録,(3) 手話会話を用いたデータセッション(会話分析研究で頻繁になされるスタイルのもの) (4) CL 及びCL 表現,ロールシフト,ダブリングに重点を置いたデータ分析,(5) 手話会話分析の領域立ち上げのための国際ワークショップの開催,(6) 理論手話言語学の人らとの勉強会,(7) 国際ジャーナルへの投稿. 平成28年度は主として(1)(2)(3)(7)を進めた.平成28年度は本研究課題を基課題として国際共同研究加速基金に採択されたため,蘭国マックスプランク心理言語学研究所に11ヵ月滞在して,国際共同研究を進めた.(1)については,本研究課題で提案している手話言語記述手法をマックスプランク心理言語学研究所やラドバウド大学の人々と共有するための勉強会を開催した.(2)については,会話分析に利用可能な自然会話データを日本手話と中国手話を対象に収録した.(3)については,マックスプランク心理言語学研究所とラドバウド大学の手話研究者及び会話分析研究者と4回程度のテーマを絞ったデータセッションを実施した.(7)については,国際ジャーナル投稿のための原稿を現在執筆中である. 着手には至らなかったのは(4)(5)(6)である.(4)についてはマウジングに重点を置いたデータ分析に変更した.(5)についてはオランダに滞在していたため開催には至らなかった.平成29年度にラドバウド大学のオノ・クラスボーン博士を招聘して開催予定である.(6)については,イタリアで開催された理論手話言語学,実験手話言語学のワークショップに参加し,研究の方向性を調査した.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)