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2015 Fiscal Year Annual Research Report

喫煙によるリスク選好変化の神経基盤研究

Research Project

Project/Area Number 26705001
Research InstitutionOtemon Gakuin University

Principal Investigator

米田 紘康  追手門学院大学, 付置研究所, 研究員 (90709312)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords神経経済学 / 行動経済学
Outline of Annual Research Achievements

多くの先進国では、死因の多くが生活習慣病に関連している。日本の場合、三大死因は悪性新生物(ガン)、心疾患、そして脳血管疾患である。これらは全てきつンと肥満に関連している。第5位から第7位の不慮の事故、老衰、自殺を除くと第8位腎不全、第9位肝疾患、第10位慢性閉塞性肺疾患はそれぞれ糖尿病、飲酒、喫煙が原因と考えられる。現在、予防介入していく施策が考えられている。
「タバコが本当に消費できる」という状況を作り出して、リスク選好の変化を調べた研究は今まで無い。本研究は喫煙者に仮想ではなく、現実味をもたせた実験設計をすることで、タバコに関する真の選好を極力引き出せるようにする。このような工夫をしてみても真の選好と顕示選好の不一致が見られるかもしれないので、神経経済学的手法を用いて説明を試みる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

関連研究も含めて、現在分析作業を進めている。
喫煙の影響よりもその他の要因が強く出ている可能性がある。
ゆえに現在おこなっている分析方法では、喫煙時のシグナルが非常に弱く仮説に基づいた結果が得られていない。
そこで喫煙時のシグナルがより強く出るようなモデルを再び検討し、分析を実施する予定である。
もう一つの対策として、サンプル数を増やすことことも検討している。

Strategy for Future Research Activity

これまでの分析に加えて、不足分の被験者データを収集する。そのためにfMRI実験を夏頃に計画している。
今秋には、Society for Neuroeconomics Annual meetingでの研究成果を発表する計画している。
その後、研究計画に従って今年度中に投稿できる段階までに仕上げたい。
研究報告での反応やコメントによっては、さらなる分析や調査が必要になるかもしれないが、積極的に取り入れてより良い結果を導き出したい。

Causes of Carryover

当初予定していたfMRI実験をおこなうことが難しいことが判明したため、該当年度は実験に必要な経費をそのまま残し、次年度に持ち越すことを決定した。fMRI実験に関わる費用は本研究予算の中でも最も大きな割合を占めるので、繰越額が大きくなった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

昨年度おこなうはずであったfMRI実験を本年度実施する。当初の研究計画に遅延が生じることとなったが、無駄な支出をすることなく計画を実行できるよう準備を進めている。具体的には夏頃に実験をおこない、短期間にデータを収集する。

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Published: 2017-01-06  

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