2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Low-Energy Nitrogen Removal System using Microbial Fuel Cell
Project/Area Number |
26709036
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
廣岡 佳弥子 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 准教授 (10555098)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 微生物燃料電池 |
Outline of Annual Research Achievements |
微生物燃料電池と電解窒素除去槽を組み合わせた二段階処理システムを作成し、実廃水を連続的に流入させ、有機物および窒素の除去を試みた。微生物燃料電池を上流、電解窒素除去槽を下流とし、流入廃水にはろ過および希釈を行った養豚廃水(COD濃度:約4000mg/L、アンモニア濃度:約25mM、塩化物イオン濃度:約10mM)を用いた。電解窒素除去のエネルギー源には、上流の微生物燃料電池から得られた電力のみを用いた。 微生物燃料電池を2台とし、HRT:2日で運転を行った結果、処理水中のCOD濃度は500~900mg/L(除去率:約80~90%)、アンモニア濃度は約15mMに減少した。この時、微生物燃料電池(HRT:1.3日)のアンモニア除去の寄与は20~60%、および電解槽(HRT:0.7日)の寄与は40~80%であった。また、運転中の電解槽の電極間電圧は約1.2Vであった。すなわち、わずか2台の微生物燃料電池を直列にするだけで必要な電解電圧をまかなうことができ、微生物燃料電池の電力のみで電解窒素除去を行い、微生物燃料電池単独での処理に比べて、窒素除去性能を大きく高めることができた。 また、上記と同様のシステムで、微生物燃料電池の台数を増加させることによって電解槽でのアンモニア除去性能の向上を試みたところ、微生物燃料電池の台数を2台→3台にすることによって、電解槽に流れる電流が増加し、電解槽でのアンモニア除去率を向上させることができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)