2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of cancer specific glycosylation subtype biomarkers
Project/Area Number |
26710007
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Research Institution | Japanese Foundation for Cancer Research |
Principal Investigator |
植田 幸嗣 公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター がんオーダーメイド医療開発プロジェクト, プロジェクトリーダー (10509110)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 糖鎖 / 腫瘍マーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに構築した前立腺癌高特異度糖鎖サブタイプマーカーPSA G-indexについて、独立症例セットを用いたブラインド診断能検証試験、Gleasonスコアとの相関解析、および組織中の標的糖鎖構造発現解析を実施した。現行のPSA検査において高い疑陽性率が問題となっているグレーゾーン(PSA 4-10 ng/ml)に該当する前立腺癌15症例、前立腺肥大症(BPH)15症例を含む30サンプルをランダマイズし、前年度までに確立したMass spectrometric oxonium ion monitoring法による分析、PSA G-indexによる診断を実施した結果、全例が病理診断による確定診断結果と一致した。同症例群を現行のPSA検査、PSA f/T比検査によって診断した結果をROC曲線で評価すると、曲線下面積(AUC)がそれぞれ0.50、0.60となり、PSA G-indexの1.00はそれらより遥かに診断精度が高いことを示す結果となった。 また、Gleasonスコア6~9の前立腺癌患者77症例の血清を用いてPSA G-indexの構築に使用した2糖鎖構造の付加頻度を調べたところ、Jonckheere-Terpstra テストにおいてp = 3.34 × 10-8 、p = 2.56 × 10-9の有意差をもって両者が強い相関を示すことが分かった。 さらに、これら2構造の部分構造を特異的に認識するレクチン2種を用いて152症例からなる組織アレイレクチン染色を行った結果、正常前立腺組織10例とBPH組織31例からなるコントロール群と比して、前立腺癌組織111例において、上記2種レクチン強染色例の割合が9.00、2.24倍高いことが示された。 本研究が達成されることで、擬陽性の排除による患者の肉体的精神的苦痛の低減、的確で迅速な治療介入による治療成績の向上が期待できる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)
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[Presentation] Comprehensive EV proteomics revealed EV-driven intercellular communications in gastric cancer microenvironment and macroenvironment2017
Author(s)
Ohnishi, N., Saichi, N., Fujii, R., Murakami, K., Matsubara, H., and Ueda, K.
Organizer
The International Society For Extracellular Vesicles 6th Annual Meeting
Int'l Joint Research
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