2016 Fiscal Year Annual Research Report
Structural basis for innate immune pathogen sensors
Project/Area Number |
26711002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大戸 梅治 東京大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (90451856)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 自然免疫 / 構造生物学 / X線結晶構造解析 / Toll様受容体 / Nod様受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
自然免疫は微生物の感染に対する生体の初期防御反応である。微生物の構成成分はToll-like receptors (TLRs),NOD-like receptors (NLRs),RIG-I-like receptors (RLRs)などの病原体センサーである受容体によって認識され様々な免疫応答を引き起こす。これら受容体は,様々な病気の治療薬のターゲットとして注目されている。本申請課題では,病原体センサーによるリガンド認識機構やシグナル伝達機構を主にX線結晶構造解析により明らかにすることを目的として,主に以下の2つのグループに焦点を当てて研究を進める。 1.Toll-like receptor (TLRs) (エンドトキシンショック,抗ウイルス薬,ワクチン) 2.NOD-like receptor (NLRs) (クローン病,アレルギー) 本年度は、1に関して決定したTLR7の結晶構造をもとに各種の生化学実験などを行い、TLR7のリガンド認識機構と活性化機構が明らかにし原著論文として報告した(Zhang et al., immunity, 2016)。さらに、TLR8とアンタゴニスト複合体との結晶構造解析に成功した。2に関しても、決定したNOD2受容体の不活性化型構造をもとに各種の変異体実験を行い、NOD2の不活性化を維持するためのドメイン間の相互作用や、疾患変異との関連を明らかにすることができた。本成果は原著論文として発表した(Maekawa et al., Nature Commun., 2016)。さらに、NLRP3やNLRP6などほかのNLRに関して、発現と精製に成功しており、現在結晶化条件の検討中である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Structural Analysis Reveals that Toll-like Receptor 7 Is a Dual Receptor for Guanosine and Single-Stranded RNA.2016
Author(s)
Zhang Z, Ohto U, Shibata T, Krayukhina E, Taoka M, Yamauchi Y, Tanji H, Isobe T, Uchiyama S, Miyake K, Shimizu T.
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Journal Title
Immunity
Volume: 45
Pages: 737-748
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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