2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26711006
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
齋藤 都暁 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (30423396)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 発現制御 / 遺伝子 / RNA / プロセシング / 輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
ショウジョウバエ卵巣由来培養細胞(OSC)において、Piwiの核移行システムの解明を試みた。これまでPiwiが核に移行するにはpiRNAと複合体を形成する必要であることを示してきた。このRNA分子依存的な核移行システムをin vitroで再現可能か検討するため、OSCからPiwi-piRNA複合体の大量精製を行った。その結果、in vitroアッセイに必要な量を精製することに成功した。上記精製Piwi-piRNA複合体とOSC細胞抽出液、更に、ジギトニン処理したOSC核を用いて、in vitro核移行アッセイを行った。しかし、この実験系ではPiwiの核移行を観察するには至らなかった。従って、piRNA依存的な核移行をin vitroで再構成することは困難であると判断した。そこで、これまでの解析から明らかにしたPiwiの核移行シグナル部分に結合するタンパク質因子を同定することで、核移行レセプターの単離を試みた。Piwiの核移行シグナルはN末端から72アミノ酸残基に存在することから、全長のPiwiと72アミノ酸残基を欠失させた変異体を発現するベクターをそれぞれ構築し、OSCにて結合タンパク質群の比較を行うこととした。銀染色によって、結合タンパク質の比較を行ったところ、数種のタンパク質に相当するシグナルに差異が認められた。この中にはPiwiの核移行レセプターが含まれることが期待されることから現在、質量分析に十分な量を確保するため実験を継続して行っている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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