2017 Fiscal Year Annual Research Report
Restructuring community theory: below-ground ecosystems as "black boxes" in ecology
Project/Area Number |
26711026
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
東樹 宏和 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (60585024)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 生態系 / 種間相互作用 / 生物多様性 / ネットワーク / 土壌 / 内生菌 / シーケンシング / 菌根 |
Outline of Annual Research Achievements |
微生物を主体とする地下の生物圏は、生態学および進化生物学における巨大なブラックボックスである。本研究では、多様性の維持・創出機構の理論に存在する上記の矛盾を解決するため、 新たな概念的枠組みを提案し、最先端の技術群を用いた野外研究をもとに先端理論を検証することを目的とした。前年度までに、Molecular Ecology, Nature Communications, Science Advancesといった一流誌に成果を公表していたが、さらなる研究成果発表を目標とした。 次世代シーケンシングとネットワーク理論を駆使して知られざる地下の生物間関係の全体像を解き明かす試みは、原著論文および総説論文として結実した。まず、植物体内や根圏に共生する微生物群集(微生物叢)全体を制御することを提案するPerspective論文が、Nature Plants誌に受理された。この論文の中では、種間ネットワークのハブに位置する種に着目する研究戦略を提案している。また、花蜜の中に生息する微生物のメタ群集動態に関する論文が、Oikos誌で出版された。Nature Ecology and Evolution誌で2017年に発表した論文と合わせ、群集生態学分野の挑戦的テーマについて、独自性の高い研究成果を発表することができたと言える。 国内外における招待講演等も数多く行い、オランダ、スイス、中国、アメリカの研究期間に在籍する国際的に著名な研究者たちとの共同研究も実施することができた。総じて生産性の高いプロジェクトとして最終年度を完結することができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Core microbiomes for sustainable agroecosystems2018
Author(s)
Toju H, Peay KG, Yamamichi M, Narisawa K, Hiruma K, Naito K, Fukuda S, Ushio M, Nakaoka S, Onoda Y, Yoshida K, Schlaeppi K, Bai Y, Sugiura R, Ichihashi Y, Minamisawa K, Kiers ET
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Journal Title
Nature Plants
Volume: 4
Pages: 247-257
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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