2016 Fiscal Year Annual Research Report
カスパリー線形成機構の解明とアポプラスト輸送の理解
Project/Area Number |
26712008
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神谷 岳洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (40579439)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | カスパリー線 / スベリン |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 前年度までに、新規遺伝子LOTR1がカスパリー線の形成に関与していることを明らかにした。今年度は、その分子機能を明らかにするために、サプレッサー変異株の単離を行った。lotr1変異株は、野生型株と比べて、側根の減少が観察される。そこで、側根の表現型を指標として、側根数が野生型株と同等になる変異株のスクリーニングを行った。これまでに10数系統を単離し、親株と交配したF2集団を作成し、原因遺伝子の同定を進めている。 2.シロイヌナズナのMYB36により制御されている遺伝子の内T-DNA破壊系統が入手できない5つの遺伝子についてCRISPR-Casを用いて、ホモ系統を確立した。今後、カスパリー線の観察とCASP1タンパク質の局在を観察し、機能を明らかにする予定である。 3.前年度までにイネのCASP1にTosが挿入された系統で地上部のイオノームのパターンに変化があることを見出していた。今年度は、CRISPR-CasによりCASP1を破壊した系統を確立し、Tos系統と同様のイオノームパターンを示すことを明らかにした。以上の結果から、地上部のイオノームの変化がCASP1の破壊により生じていることを示した。また、シロイヌナズナでカスパリー線の形成に必要な遺伝子であるMYB36やSGN3のイネのオルソログ遺伝子の破壊株を作成している。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Role of LOTR1 in nutrient transport through organization of spatial distribution of root endodermal barriers.2017
Author(s)
Li, B., Kamiya, T., Kalmbach, L., Yamagami, M., Yamaguchi, K., Shuji, S., Sawa, S., Danku, J.M.C, Salt, D.E., Geldner, N., Fujiwara, T.
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Journal Title
Curr. Biol.
Volume: 27
Pages: 758-765
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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