2016 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of the new management scheme for the plural organization networks group toward realization of the Internet management method
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26730037
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
小田切 和也 椙山女学園大学, 文化情報学部, 准教授 (30449491)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | PBNM |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、提案方式について、仮想クライアント100台を使用して大規模な性能実験を実施した。本提案方式の処理の中で、処理負荷が最も高い『クライアントへのログイン時に発生する「DACS ClientからDACS Serverへ発信されるポリシー情報の抽出・送信要求処理」』の同時接続数の上限値を特定した。実験のポイントは、下記2点である。 ・時刻の同期をとった全クライアントから、スケジューラにより(処理p)を同時実行し、DACS Server用の仮想マシン(vm1)のCPU使用率が100%となる場合の「vm1のCPUの処理速度(ps1)」を特定する。同時に、vm1のメモリ使用状況を監視し、メモリ不足にならないようにする。 ・上記で測定したps1の値を減少させながら、それぞれの時点で「vm1のCPU使用率が100%となる場合のクライアント台数」を特定する。(vm1のメモリ使用状況を監視し、メモリ不足を回避する。) その結果、仮想クライアント100台上で動作するクライアント用ソフトウェア(DACS Client)から、本提案方式のサーバ用ソフトウェア(DACS Server)に同時並行的アクセスを行った場合、サーバのCPU使用量として、平均263.2MHzという値が得られた。これにより、サーバのCPUに応じた「本提案方式で管理可能な仮想クライアントの台数の特定」が可能となった。 本実験により、プログラム修正が発生する可能性もあったが、特段その必要はなかった。
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