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2015 Fiscal Year Research-status Report

Webアプリケーションのテストにおける正確で実用的な評価指標及び改善手法の確立

Research Project

Project/Area Number 26730043
Research InstitutionNational Institute of Informatics

Principal Investigator

坂本 一憲  国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教 (60609139)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
KeywordsWebアプリケーション / テストオラクル / テストカバレッジ
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、(A) Webアプリにおいて入力と監視処理の組合せを評価する正確で実用的な評価指標の確立、(B) Webアプリ中の動的部分に対する監視処理を生成する改善手法の確立、(C) 実Webアプリ開発における有効性の評価について活動を実施する計画である。
平成26年度では、(B) Webアプリ中の動的部分に対する監視処理を生成する改善手法の確立の研究活動を実施した関係で、平成27年度は(C) 実Webアプリ開発における有効性の評価に取り組み、実際に3種類のWebアプリケーションに提案手法を適用して、Webアプリ中の動的部分に対する監視処理を生成できることを確認した。
また、当初の計画にはなかったが、生成した監視処理を活用するためのテスト手法としてフィードバックランダムテストと呼ばれるテストケースの自動生成手法の研究開発に取り組み、その結果、テスト手法のトップカンファレンスに論文が採択され、Best Artifact Awardの表彰を受けた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

(C) 実Webアプリ開発における有効性の評価に関する研究計画では民間企業と共同研究を行い、実アプリケーションへの適用を検討していたが、民間企業側の方針転換を受けて、オープンソースソフトウェア(OSS)と既存のWebアプリケーションが生成するHTML文章を対象とした検証を行った。具体的には、RedmineというOSSのプロジェクト管理Webアプリケーションと、書籍販売Webアプリケーションの楽天ブックスと千葉市の図書館の蔵書検索Webアプリケーションが生成するHTML文章を対象として、動的部分に対する監視処理を生成できることを確認した。
一方、当初予定していた(A) Webアプリにおいて入力と監視処理の組合せを評価する正確で実用的な評価指標の確立については、研究活動が進んでおらず、(B)および(C)を先に進める形となっている。全体で見ると、3つの研究項目のうち2つがほぼ完了しており、研究はおおむね順調に進展していると考えている。

Strategy for Future Research Activity

平成28年度は(B)と(C)に対して、テストの質を評価するための評価指標の確率に取り組む。また、平成26年度に開発した動的部分に対する監視処理の生成手法は産業界での応用が期待できると考えており、特許として権利化することを目指す。特許化した後に、民間企業へのライセンス提供もしくは共同研究などを行い、実際にWebアプリケーションの開発に取り組んでいる現場への導入を目指す。

Causes of Carryover

現在、研究開発した技術の特許化を検討しており、研究発表を控えている研究成果があること、また、研究補助員の雇用が当初計画よりも少なくなっているため、次年度使用額が生じています。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度は特許申請後に研究発表および論文投稿を予定していること、また、研究補助員に加えて、ソフトウェア開発の専門家に対して助言を受けるもしくは外注等を行うことで、研究活動を行う予定であり、次年度使用額を使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Feedback-Controlled Random Test Generation2015

    • Author(s)
      Kohsuke Yatoh, Kazunori Sakamoto, Fuyuki Ishikawa, Shinichi Honiden
    • Organizer
      ISSTA '15: ACM International Symposium on Software Testing and Analysis
    • Place of Presentation
      Baltimore, Maryland
    • Year and Date
      2015-07-14 – 2015-07-17
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2017-01-06  

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