2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a support system for viewing lecture contents for Open Education.
Project/Area Number |
26730173
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
八重樫 理人 香川大学, 工学部, 准教授 (30410848)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | オープンエデュケーション / 講義コンテンツ / 講義コンテンツメタデータ / 講義コンテンツ視聴システム / 単元・学習内容再生機能 / プレイリスト再生機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
オープンエデュケーションにおいて,学習には教育用映像コンテンツ(本研究では,講義コンテンツとよぶ)が用いられる.堀らの調査によると,オープンエデュケーションによる講義コンテンツを用いた学習において,多くのユーザが1本あるいは2本で講義コンテンツを用いた学習を終え,また約8割のユーザが講義コンテンツを半分視聴して学習をやめており,さらに講義コンテンツの視聴平均視聴時間は30分程度であると述べている.一般的に講義コンテンツは講義を収録して生成されるため,多くの場合講義時間と同じ90分程度である.堀らの調査の結果は,自宅などの大学以外の環境で,講義コンテンツを視聴するために必要な時間である90分を確保し,講義コンテンツを連続して視聴することが難しいことを意味している.このことは,講義コンテンツを用いた学習において,講義コンテンツを分割し,少しずつ内容を把握しながら1つの講義コンテンツを学習する(講義コンテンツの視聴を完遂する)仕組みが求められていることを意味している. 本研究では,講義コンテンツを活用した自修システムである,講義コンテンツメタデータを用いた講義コンテンツ視聴システムを開発した.講義コンテンツ視聴システムは,講義コンテンツメタデータを用いて,選択した単元や学習内容を再生する単元・学習内容再生機能,また複数の単元や学習内容を連続再生するプレイリスト再生機能を有している.本研究では,実証実験と質問紙調査から講義コンテンツメタデータを用いた講義コンテンツ視聴システムの評価を行い,講義コンテンツを視聴する場面において,講義コンテンツ視聴システムに一定の有効性があることを確認した.
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Research Products
(3 results)