2015 Fiscal Year Annual Research Report
質量保存流速場モデルを用いた沿岸海域の海流場予測手法の開発
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26740033
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| Research Institution | National Maritime Research Institute |
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Principal Investigator |
浅見 光史 国立研究開発法人 海上技術安全研究所, その他部局等, 主任研究員 (80446591)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 質量保存流速場モデル / MASCON / 計算パラメータ最適化 / 海流安定性係数 / 潮汐流 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
流速場予測モデルのひとつである質量保存流速場モデル(MASCON)を用いて、全海域の海流場を短期間かつ実用的精度で予測できるようにするために、(1) 海流場予測に必要な計算パラメータの最適値を求める方法、(2)沿岸海域への適用を可能にするためのモデル拡張を実施した。(1)では、詳細な空間分解能における海流場を求めるための海流場の初期値の重み付け補間方法、海流の安定性係数の最適値推定手法を開発した。(2)では、沿岸における潮汐及び河川からの淡水流入の影響をモデル化するため、日本周辺海洋潮汐流速モデルあるいは一級河川による淡水流入影響をMASCONに組み込むことで拡張した。開発した海流場予測モデルは、詳細な海洋モデルによる結果と比較し検証することで、開発したモデルにより全海域の海流場が実用的精度で得られることを明らかにした。
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