2016 Fiscal Year Research-status Report
再生可能エネルギー関連イノベーションを促進する企業のインセンティブ構造の解明
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26740055
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井上 恵美子 京都大学, 経済学研究科, 講師 (20710528)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 再生可能エネルギー / 再エネイノベーション / インセンティブ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、本学経済学研究科植田教授のご不在に伴い、これまで植田教授が主導で進められていた研究プロジェクトの取り纏めを代理で行わなくてはならない状況となり、そちらに膨大な時間が取られた。一方で当該研究に取り組むものの、物理的に時間が不足して、企業へのアンケートを予定通り進めることができなかったが、欧州視察から得られた情報や知見に基づいて作成した具体的な調査票の内容については検討を重ねておおむね仕上がっている状況であり、平成28年度の成果と言える。また欧州企業のケースとの比較分析を通して、環境政策とイノベーションの関係についてマクロ的視点から分析をし、論文に纏めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度からの本学経済学研究科植田教授のご病気によるご不在で、特に平成28年度は植田教授が主導で進められていた研究プロジェクトの取り纏めを代理で行わなくてはならず、膨大な時間を取られてしまった。一方で当該研究に取り組むものの、物理的に時間が不足し、予定通り進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、まず現在ほぼ完成している調査票を用いてプレアンケートを実施する。その結果や感想に基づき、内容の見直しや微調整を行い、調査票を完成させる。次に、対象企業にアンケートを行い、その結果の分析を通して、日本企業の再エネイノベーションの促進要因を特定化する。分析結果より、企業のインセンティブ構造を解明して、政策へのインプリケーションの導出を目指す。
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Causes of Carryover |
平成28年度に実施予定だったアンケートの関連経費と、購入を見込んでいた再エネイノベーション関連データ費を平成29年度に使用することにしたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度にアンケートを実施し、上記データも購入予定である。
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Research Products
(6 results)