2016 Fiscal Year Annual Research Report
Association between dietary pattern and the risk of diabetes in cross-sectional and longitudinal study.
Project/Area Number |
26750063
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
今井 絵理 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (00715948)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 食事パターン / 栄養調査 / 耐糖能異常 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、(1) 日本人における糖尿病者の推移を明らかにすること、(2) 日本人糖尿病者における食品群別摂取量および食事パターンとの関連について明らかにすることを目的としている。 前年度に立てた今年度の目標は、上記(2)の研究について、「結果をまとめるとともに研究の総括を行い、積極的に国内外の学会、雑誌への発信を進める」ことを目標としていた。研究結果の詳細は以下に記す通りであるが、おおむね目標通り研究を遂行することができたと考えられる。 研究デザインは、前向きコホートを実施である。岩手県花巻市大迫町在住の35歳以上5,081名のうち、1998年の食事調査を含む自記式調査票に有効な回答が得られ、ベースライン時に糖尿病治療薬服用がなくHbA1c (NGSP値)5.4%未満のものを追跡対象者とした。約16年間の追跡中、追跡データがない者、新規糖尿病発症者、新規糖尿病服用者を除いた798名を解析対象者とした。多変量解析の結果、抽出した三つの食事パターンのうち、豆類、肉類、などが関連した「高たんぱく食型」食事パターンのスコアが高い群で低い群(Reference)に比べ耐糖能異常発症リスクが約5割増加していた。一方、「健康型」食事パターン(海藻、野菜ジュースなど)および「西洋朝食型」食事パターン(パン、チーズなど)と耐糖能異常発症との関連は認められなかった。さらに、関連のみられた「高たんぱく食型」食事パターンと耐糖能異常発症について、性、体格で層化したが、関連は認められなかった。
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Research Products
(4 results)