2016 Fiscal Year Research-status Report
国際教育協力における映像コンテンツを活用した授業研究モデルの開発
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26750084
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
今野 貴之 明星大学, 教育学部, 准教授 (70632602)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 教育工学 / 教師教育 / 授業研究 / 映像コンテンツ / 国際教育協力 / EDU-Port |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、国際教育協力のモデルのひとつとして、日本の映像コンテンツを活用した授業研究モデルを開発することである。
平成28年度は授業研究調査としてインドへの渡航と、授業研究モデルの評価・修正を進めた。具体的には次の5点をおこなった。それぞれ、(1)インドのブッダガヤにあるNGOの学校において授業研究の実践(実証研究)、(2)データ収集・分析、(3)研究成果の評価と修正、(4)授業研究モデルの精緻化、(5)日本国内における映像コンテンツ活用に関する研究成果への派生である。
平成28年度の研究成果は実証研究の調査から得られたデータの収集と分析を行い、研究成果の評価と修正をすすめ、授業研究モデルの精緻化を行なったことである。また、昨年度に引き続き国内外の学会、たとえば日本教育工学会全国大会(大阪)やThe World Association of Lesson Studies(イギリス)で発表し、他の研究者との議論を深めたことである。これにより、本研究における授業研究モデルの継続要因や阻害要因について整理することができ、途上国における授業改善のためのモデル作成の方向性がかたまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は下記の2つの理由からおおむね順調に進展しているといえる。 第1に、本研究の研究協力者や現地の指導主事・教師が進めている授業研究の実証研究の調査から得られたデータの収集と分析を行い、研究成果の評価と修正をすすめ、授業研究モデルの精緻化を行なったことである。 第2に、国内外の学会発表や研究会を通して、他の国で授業研究を進めている研究者や組織・団体と議論をすることができ、本研究における授業研究モデルの継続要因や阻害要因について整理することができ、途上国における授業改善のためのモデル作成の方向性がかたまったことである
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は本研究の最終年度として、日本の映像コンテンツを活用した授業研究モデルの発表をすることである。国際学会において研究結果を発表し、さらなる研究に結びつけて行く。 2017年8月にアメリカで開催される、15th International Conference for Media in Educaiton において発表を行う。また、国内外の研究者と議論することや、英語で情報発信を行うことで本研究の目的をより精緻に達成する。
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Causes of Carryover |
研究目的をより精緻に達成するために、国際学会で授業研究モデルの成果発表のためである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年8月にアメリカで開催される、15th International Conference for Media in Educaiton において発表を行う。また、国内外の研究者と議論することや、英語で情報発信を行うことで本研究の目的をより精緻に達成する。
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Research Products
(4 results)