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2015 Fiscal Year Research-status Report

「動き出す黒板の図」を実現する授業支援体制の構築

Research Project

Project/Area Number 26750092
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

大嶋 康裕  崇城大学, 総合教育センター, 准教授 (00535677)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords数学教育 / 電子黒板 / 教育工学
Outline of Annual Research Achievements

平成23年度から平成25年度までに崇城大学において過去に実施していた授業における板書写真を用いて、微分積分学60単元、授業回数360回については、平成26年度において調査済みであった。平成27年度は、微分方程式15単元、複素解析およびベクトル解析セミナー合計15回の写真について使用する図について、変換可能ではないものを調査した。これまでの事前に指定した色で板書した部分を他の色と区別するという微分積分学での変換規則に対して、微分方程式、複素解析およびベクトル解析で用いた図について調査した結果、新規に追加すべきものは存在しなかった。またこれらの図のうち、微分積分学および微分方程式については、図以外の写真も含め、授業を履修する学生達が閲覧できるようLMS上に配置し、いつでも確認できるようにした。配置したファイル数は、授業回数とほぼ同じであり、平成27年度は、当該年度の授業165回分を公開した。
また、講義中に撮影した板書写真について、その講義中に無線LAN経由でクラウド基盤に転送することが、授業実施大学のネットワーク環境を利用し授業進行を阻害せず実施出来ることを確認した。またクラウド基盤に配置されたデータについてPaaSサービスであるheroku上に構築したWebサーバー上に動的に読み込むことを実現し、板書写真を撮影したタブレット端末とは異なる複数のタブレットPCやデスクトップPC、ノートPC上で表示できることを確認した。さらにその操作を学生に行わせ、授業進行を阻害しないことも確認した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

PaaSサービスであるheroku上に構築したWebサーバー上に動的に読み込むことを実現したものの、その動作速度や更新したデータの反映が数分もしくは数十分の表示遅れが出ることがあり、操作そのものについては問題がないものの、クラウド上に配置したデータの更新反映のタイミングが遅い場合がまま起こる。この場合は授業進行に影響が出る。また無線LANを複数端末で多用する関係上、無線LANネットワーク環境に十分な整備がされた教室での授業実施が必要とされることがわかった。授業支援システムの授業への導入には、この2点について解決すべき課題が残っている。

Strategy for Future Research Activity

平成27年度中に購入を一部台数分先送りした各種タブレット端末については、平成28年度上半期に購入することとした。授業やセミナーなどで授業支援システムの活用を継続して実施する。また、初年次教育で用いることが多いため、関連の国内学会で本研究の成果を発表する予定である。

Causes of Carryover

平成27年度中の円安によりタブレット端末の価格が当初計画より高騰したため、計画遂行に必要な数の台数確保が出来る機種の購入を一部台数分先送りし、平成28年度上半期に購入することとした。このため、次年度使用額がタブレット端末の購入代金分生じている。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度に、一部台数分先送りしているタブレット端末を購入する。

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Published: 2017-01-06  

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