2017 Fiscal Year Annual Research Report
The qualitative evaluation and examination of the selective muscle strength exercise of the gluteus minimus muscle by the electromyography
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26750188
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
室伏 祐介 高知大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (60724341)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 小殿筋 / 変形性股関節症 / 歩行 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、変形性股関節症例に対して歩行時の小殿筋・中殿筋筋活動を記録し、歩行立脚期においての分析を行った。解析は積分値やウェーブレット変換を用いての平均周波数の算出を行った。 変形性股関節症例の小殿筋と中殿筋の歩行立脚期における筋活動は、同様の筋活動パターンを示しており、立脚初期において小殿筋・中殿筋ともに最も活動量が多く、その後徐々に減少していた。また、健常者の歩行時筋活動と比較をすると、健常者よりも変形性股関節症例の方が筋活動量が高くなる結果であった。このことは特に小殿筋に認められ、変形性股関節症例においては、小殿筋の骨頭を求心位に保持す働きにより股関節の安定性を獲得していると考えられた。さらに、小殿筋の最も筋活動量が増加していたタイミングは変性性股関節症例では遅延してた。このことは、変形性股関節症例にいては、筋反応時間の遅延などが起きているのではないかと考えられる。 また、周波数解析の結果は、健常者に対し変形性股関節症例の方が平均周波数が低い結果となった。周波数解析で得られた平均周波数は、タイプⅠ線維が多いと低下するとされており、低周波成分はタイプⅠ線維を、高周波成分はタイプⅡ線維を反映しているとされている。よって、変形性股関節症例は健常者に比べ筋線維タイプⅠが多くなっている可能性が考えられた。 以上より、変形性股関節症例に対するリハビリテーションとしては、股関節深層筋の筋力強化訓練を行って行くこと、さらには筋線維タイプを意識したトレーニングをしていく必要性が考えられた。
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Research Products
(1 results)