2014 Fiscal Year Research-status Report
体力つくりを配慮したゴール型教材の授業づくりに関する研究
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26750252
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
津田 龍佑 金沢医科大学, 一般教育機構, 講師 (80466648)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 教科体育 / 球技 / ゴール型 / ミニゲーム / 体力づくり |
Outline of Annual Research Achievements |
球技のゴール型教材・バスケットボールおよびハンドボールを題材にして,体力づくりからみた負荷特性をプレイヤーの人数と関連づけて検討するために,以下のゲームを行わせ,ゲーム中の動作応答(ドリブル回数,パス回数),生理的応答(心拍数,移動距離),心理的応答(質問紙調査)などを測定した. (課題1-1 バスケットボールの場合) 石川県下のK中学校に在籍する3年生男子生徒12名を対象に,プレイヤーの人数を変えた2種類のゲーム(ゲームA:5対5,24.6m×13.1m,3分,ゲームB:3対3,24.6m×13.1m,3分)を行わせた.その結果,バスケットボールのゲームにおいて,プレイヤーの人数を少なくすることにより,ゲーム中の移動距離は多くなること,位置取りに対する生徒の意識(自己評価)が高くなること,などが明らかとなった. (課題1-2 ハンドボールの場合) 広島県下のM中学校に在籍する3年生男子生徒14名を対象に,プレイヤーの人数を変えた2種類のゲーム(ゲームA:7対7,40m×20m,5分,ゲームB:4対4,40m×20m,5分)を行わせた.その結果,ハンドボールのゲームにおいて,プレイヤーの人数を少なくすることにより,ゲーム中の移動距離は大きく変わらないものの,ドリブルの回数が多くなること,などが明らかとなった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年度には,ゴール型教材・バスケットボールおよびハンドボールにおけるミニゲームの体力づくりからみた負荷特性を検討することができた.この研究成果は,体育・スポーツ関連の学会で報告する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度には,前年度に得られた研究成果を踏まえて,ミニゲームの授業効果について検証する予定である.
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