2015 Fiscal Year Annual Research Report
体力つくりを配慮したゴール型教材の授業づくりに関する研究
Project/Area Number |
26750252
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
津田 龍佑 金沢医科大学, 一般教育機構, 講師 (80466648)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 体力づくり / 球技 / ゴール型教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究課題2】体力づくりを意図したゴール型教材の授業効果の検証 2-1 バスケットボールの場合 球技のゴール型教材・バスケットボールに焦点を当て,体力づくりを意図したバスケットボールにおける授業効果を検討することを目的とした.そのために,石川県下のU中学校に在籍する1年生男子生徒17名を対象にして,8時間の授業を実施した.単元前後にスキルテスト,体力テストを行わせた.また,毎回の授業後に技術面,体力面,心理面に関する質問紙調査を,単元終了後に「技能」「態度」「知識,思考・判断」に関する質問紙調査を実施した.その結果,体力づくりを意図したバスケットボール授業により,技能面に対する効果は認められなかったものの,体力づくりに対する効果は認められた. 2-2 ハンドボールの場合 球技のゴール型教材・ハンドボールに焦点を当て,体力づくりを意図したハンドボールにおける授業効果を検討することを目的とした.そのために,広島県下のM中学校に在籍する1年生男子生徒21名を対象にして,8時間の授業を実施した.単元前後にスキルテスト,体力テストを行わせた.また,毎回の授業後に技術面,体力面,心理面に関する質問紙調査を,単元終了後に「技能」「態度」「知識,思考・判断」に関する質問紙調査を実施した.その結果,体力づくりを意図したハンドボール授業により,技能面に対する効果は認められなかったものの,体力づくりに対する効果は認められた. 以上から,ゴール型教材のバスケットボール,ハンドボールにおいて,ゲームの条件を工夫することにより体力づくりからみた負荷特性は異なること,また,体力づくりを意図してミニゲームを中心とした授業を展開することにより体力づくりに対する成果が得られる可能性が明らかになった.
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