• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Annual Research Report

Qualitative study on affective experience of the sport spectator

Research Project

Project/Area Number 26750268
Research InstitutionNational Institute of Fitness and Sports in Kanoya

Principal Investigator

隅野 美砂輝  鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 講師 (60363652)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsスポーツ観戦者 / 感情 / 質的研究
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,応援するクラブやチームに対し観戦者がスタジアムの内外においてどのような感情を体験してきたのか,そしてそれらの感情がどのような場面や出来事によって生起されたのかについて明らかにする事であった.
2015年11月から12月にかけて1回目のインタビュー調査を行った.調査対象は特定のJリーグクラブを応援しており,当該クラブのホームスタジアムで観戦経験のある某大学サッカー部員6名であった.インタビュー調査では基本的な事項について質問したのち,スタジアム観戦中に経験したことのある感情について隅野・原田(2005)の質問項目を用いた質問紙で尋ねた.この質問紙への回答後,再びインタビューにてそれぞれの感情がどのような状況で,何に対しての感情であったかを感情の理由として尋ねた.結果として,ほとんどの感情の理由は観戦サービスのコアプロダクトである競技としてのサッカーの試合そのものに関連するもの(選手のプレーなど)であった.また「楽しみ」や「興奮」のカテゴリーにおいては,同じ感情カテゴリーであっても事象の種類や強度によって異なる感情項目が生起されること,「怒り」カテゴリーにおける感情の理由では,同じ観戦サービスに参加している他の顧客の望ましくない行動によって生起されているという興味深い知見が確認された.
次に2回目のインタビュー調査を,同様の方法にて1回目の調査対象とは異なる部員6名に対して行った.2回目の調査は,1回目の調査結果を増補するための追加調査という位置付けとした.調査時期は2016年12月から2017年2月であった.結果として,1回目の調査とほぼ同様の傾向の感情の理由が得られた.
非常に限られたサンプルに対する研究ではあるが,これまでの報告では皆無であったスポーツ観戦中に経験される感情の理由についてのデータを収集できたことは一定の学術的価値があったと思われる.

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] J リーグスタジアム観戦に伴う感情を生起させる要因2017

    • Author(s)
      隅野 美砂輝,萩原 悟一,竹下 俊一
    • Organizer
      日本体育・スポーツ経営学会 第40回大会
    • Place of Presentation
      鹿児島大学 郡元キャンパス(鹿児島県・鹿児島市)
    • Year and Date
      2017-03-21 – 2017-03-23

URL: 

Published: 2018-01-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi