2015 Fiscal Year Research-status Report
高齢者の歩行および自転車移動を規定する地理的要因の横断的・縦断的検討
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26750348
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Research Institution | Physical Fitness Research Institute, Meiji Yasuda Life Foundation of Health and Welfare |
Principal Investigator |
角田 憲治 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (90718909)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 身体活動 / 運動 / 地理 / 環境 / 移動 / 交通 / 介護予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は平成26年度追跡調査のデータ整理と、横断分析に関する成果発表を中心に行った。具体的な成果としては、高齢者は歩行で1km以内、自転車で2km以内であれば、歩行や自転車で移動する意思があることを明らかにし、これを国際学会にて発表した。また、運動拠点(運動サークルなど)までの道路距離が500mよりも遠くなると次第に運動拠点に対する認知率が低下するが、友人の家を訪ねていることで認知率が高まることを論文として発表した。なお、平成27年度は、協力自治体における二次予防事業関連予算の縮小のため、追跡調査が実施できなかった。そのため、これまで別の研究でフィールドにしていた都内健診センターで同種の調査を行えるよう関係機関ならびに倫理委員会からの承認を得た。ベースラインデータには平成25年度データを利用可能であり、これまで調査を進めてきた自治体のフィールドと時期が一致している。年間受診者は約15,000名、このうち65歳以上の高齢者は約1,500名(約10%)である。本フィールドは健診センターであるため、医学的データが利用可能である点、調査予算に影響されることなく安定的な追跡が可能である点に利点がある。また、これまで行ってきた調査が中山間地域であったのに対し、健診センターは都内であるため、地域間比較ができ、研究の幅が広がる。平成28年度は、協力自治体での追跡調査の復活に向けた取り組みをしつつ、健診センターでの追跡調査に従事する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在まで利用していたフィールドでの追跡調査が困難となったが、別のフィールドを確保し、申請書と同様の研究を遂行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
中山間地域と首都圏の地域間比較研究が実施可能となったため、高齢者の歩行・自転車移動と関連する環境要因が都市度で異なるか比較する。
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Research Products
(34 results)