2017 Fiscal Year Annual Research Report
Exploring a Vision for the Future of Local Communities Exposed to Radiation in the Marshall Islands
Project/Area Number |
26760013
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
竹峰 誠一郎 明星大学, 人文学部, 准教授 (40523725)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | マーシャル諸島 / 米核実験 / 補償 / 世界の核被害 / 被曝 / 核災害 / 復興 / 環境再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
1946年から1958年にかけて米国が67回におよぶ核実験を実施した、中部太平洋マーシャル諸島をフィールドに調査を進めている。「被曝地の未来をどう拓くのか」を主題に据えて、核実験被害〈補償〉をめぐる包括的研究に取り組んできた。同研究の最終年度にあたる2017年度は、国内外で研究成果の報告と発信に努めた。主な成果は次のとおりである。 【国際的な発信】1)‘ISA International Conference 2017’(香港)に参加して国際学会報告を行った。2)マーシャル諸島で開催されたNuclear Legacy Conferenceでの報告をもとに英語論文をHiroshima Peace Scienceに発表した。3)マーシャル諸島の地元紙Marshall Islands Journalに寄稿するなど、現地の社会への研究成果の還元にも務めた。 【国内学会報告】1)「環境社会学会」(信州大学)で学会報告「マーシャル諸島 米核実験のその後――『復興』・『再生』を問う」をおこなった。 【社会への発信】1)「世界の核災害調査科研費成果報告会」(星稜会館)や「3.1ビキニ市民の集い」(主催:第五福竜丸平和協会、青年会館)など、研究者のみならず、マスコミ、行政、弁護士、NGOなどの実践家らが集う場でも積極的に研究報告を行った。2)中国新聞の文化面で連載「マ―シャル諸島に学ぶ」を執筆した。 本研究成果を次につなげるべく、世界各地の核開発の〈その後〉に着目し、相互比較研究を進める新たな共同研究を立ち上げ、米国からJune L. Lorenzo氏を招聘した研究会を実施した。また「世界の核実験補償制度の掘り起こしと国際比較調査:「ニュークリア・ジャスティス」に基づく核被害補償の規範を求めて」が、トヨタ財団の共同研究助成に2018年3月採択された。
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Research Products
(5 results)