2016 Fiscal Year Annual Research Report
The transmission of French literature studies to the younger generation in the digital society
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26770119
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
廣田 大地 神戸大学, 大学教育推進機構, 准教授 (00633885)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | フランス文学 / フランス語教育 / 次世代への継承 / 文学教育 / ICT教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度にあたる平成28年度においては、研究期間の3年間において取り組んできた研究を統括し、社会に向けて広く発信するための活動を中心に取り組んだ。 まず、研究計画においてあげていた3点の内、「現代日本サブカルチャーにおけるボードレール受容研究」に関しては、国際誌「AmeriQuests」(http://www.ameriquests.org)において投稿論文が掲載された。 また、残りの2点である「ボードレール研究情報データベース開発」と「フランス詩を用いたフランス語学習アプリ開発」に関しては、当初は別々のWEBサイト構築を計画していたものの、開発を続ける中で、特に「次世代への継承」という観点から見て、専門家を対象とした前者と、若い学習者を対象とした後者とを一体化させたWEBサイトを開発することでより大きな効果を挙げることが出来ると判断するに至った。そこで、学習アプリ「ぽえふら」の位置付けに軌道修正を行い、詩を中心としたフランス文学のデータベースとしての役割を持たせることにした。これにより、高校生や大学生がフランス語やフランスの詩に対する興味を入り口として、広大なフランス文学研究の世界にも触れることが出来るような流れを設計した。「ぽえふら」は以下のアドレスにおいて公開している。(http://www.litterature.jp/poefra/) また、そのような活動の成果を様々な研究者と共有するために、2016年12月28日には、シンポジウム「フランス文学を次世代にいかに伝えるべきか」を開催し、主にフランス文学研究者を中心として20名の参加者を得て、活発な意見交換を行った。
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Research Products
(2 results)