2016 Fiscal Year Research-status Report
グローバル状況下のムスリム移民とネットワーク:アフマディーヤの事例研究
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26770291
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
嶺崎 寛子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50632775)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 移民 / グローバル化 / マイノリティ / アイデンティティ / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究実績は、共著2冊、論文1本、エッセイ1本、発表3回であった。うち主なものは論文、エッセイ各1本、発表1回である。主な研究の詳細は以下のとおりである。 【論文】(査読あり)「グローバル化を体現する宗教共同体 ―イスラーム、アフマディーヤ教団―」『現代宗教2017』(国際宗教研究所)pp.127-152、2017年1月。【エッセイ】「地元とも世界ともつながる場所―愛知県津島市、「異端」のモスク」pp.32-33.『Migrants Network』187号「移住者と宗教」欄(NPO 移住者と連帯する全国ネットワーク)、2016年8月。【発表】「イスラームにおける近代のインパクト:アフマディーヤ教団を事例に」第二回南山宗教研究会(南山大学南山宗教文化研究所)、2016年10月。 フィールド調査では、世界規模のアフマディーヤ・ネットワークの実態調査および、教団内部で世界規模に行われている配偶者紹介・あっせんのしくみや、移民としての移住フローや移住傾向、パキスタンにおける迫害状況、先進国におけるビザ取得状況等を調査した。フィールド調査と平行して、教団の衛星放送,HP,刊行物などの関連資料もあわせて収集・分析を進めた。映像資料、写真等の視聴覚資料等も記録と収集を進めている。予算や財務、ワクフェノーなど教団独自の人材育成法についても、順調に研究と分析をすすめている。当初の研究実施計画通り、日本、パキスタン、インドで調査を行い、調査を積み上げることができている。今後は西アフリカやカナダなど、研究実施計画に入っているがまだ調査に行けていない地域の調査を中心に行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果も順調に論文・エッセイ等で公開しており、社会に還元ができている。また、フィールド調査も日本、パキスタン、インドで行っており、順調である。ラポールの形成もできており、フィールドでの信頼関係もきちんと構築できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も研究実施計画に沿って研究を進める。
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Causes of Carryover |
平成28年度分の概算要求をした時点で、平成26年度分の残額につき事務担当と教員の間の情報共有がうまくいかず、残額がいったん戻された前提で手続きをしたが、それが前年度の実支出額からの戻入額として処理されていた関係で、平成28年度の予算がそもそも必要額よりも多く計上されてしまっていたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
未調査の地域の海外調査等に計画的に使用する。平成29年度の要求額は次年度使用額が生じる前提で適正な額を請求しているため、特段の問題は生じない。
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Research Products
(7 results)