2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26780119
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 修平 京都大学, 経済研究所, 助教 (60645406)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | マクロ経済学 / 景気循環 / 非完備市場 / 不確実性ショック / 信用ショック / 財政政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
不確実性ショックに関しては、論文'Time-Varying Wage Risk, Incomplete Markets, and Business Cycles'をCIGS Conference on Macroeconomic Theory and Policy, Koc-Kyoto Workshop on Macroeconomicsという2つの国際コンファレンスで報告した。その後、英文査読雑誌に投稿し、改訂後再投稿要求を受けた。
信用ショックに関しては、前年度に引き続き、賃金や資産の異なる個人の資産構成選択を考慮した動学一般均衡モデルを用いて長期の分析を行った。
また、これらの研究の基礎となる非完備市場モデルを用いて財政政策の効果を分析した。そして、'Consumption Taxes and Divisibility of Labor under Incomplete Markets'という論文にし、KIER Working Paperとして公表した。さらに、関連研究である'The Optimum Quantity of Debt for Japan'について国内外の学会で研究報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
不確実性ショックについては、予定より早く英文査読雑誌に投稿し改訂要求を受けることができた。信用ショックについては、当初の計画通り、長期分析はほぼ終了した。
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Strategy for Future Research Activity |
不確実性ショックについては、論文の改訂を行い、採択を目指す。信用ショックについては、信用ショックのマクロ経済変動に対する影響を分析する。また、財政政策に関する2つの研究についても学会報告を行い、英文査読付き雑誌への投稿を目指す。
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