2015 Fiscal Year Research-status Report
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26780144
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
石原 章史 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (80643668)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 契約理論 / 組織の経済学 |
Outline of Annual Research Achievements |
各種研究課題に進展があった。 (1)協力的タスクによるチームワークの形成と関係的契約については、分析について現時点ではひとまずの完成に至り、現在論文を査読付き雑誌に投稿中である。 (2)業績指標の形態と関係的契約の影響については、業績指標を集計するメリットとデメリットについて基本的な結果を導出し、いくつかの追加的な分析を残すのみとしている。 (3)組織でのタスクの配分と関係的契約の影響については、公的なインセンティブ契約も考慮した拡張の分析も一通り成功し、現時点でほぼ完成に至りつつある。 (4)逐次的なエージェンシーモデルでの監視の影響については、分析について現時点ではひとまずの完成に至り、現在論文を査読付き雑誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
4つの課題についてどれも主要な結果は導いており、またいくつかの学会・研究会での報告をする機会も得ることが出来た。2016年度内に全ての課題について少なくとも論文としてまとめ査読付き雑誌に投稿が完了する段階に至ると予想している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実績の概要(1)と(4)は現在査読付き雑誌に投稿中であり、雑誌からの要求に応える形での修正を経て掲載を目指す。(2)(3)については残された問題に取り組み、国際学会を含むいくつかの場所での研究報告を経て、査読付き雑誌への投稿・掲載を目指す。
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Causes of Carryover |
平成28年度に開催される海外学会および関西方面での研究会に参加する旅費に充てるため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
GAMES2016(Maastrichtにて開催)の出張旅費(の一部)として使用予定。
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Research Products
(7 results)