2016 Fiscal Year Research-status Report
グローバルインバランス及び過剰流動性の調整と国際金融システムの安定化
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26780186
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
山本 周吾 山口大学, 経済学部, 准教授 (70593599)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 国際資本移動 / 国際銀行間ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、グローバルな国際資本移動と国際銀行間ネットワークに関する研究を以下の研究会で報告した。 ・2016年5月 日本金融学会春季大会 (於、武蔵大学) 、2016年12月 Monetary Economics Workshop(MEW) (於、神戸大学) 、2017年2月 第11回リスク研究センター主催セミナー (於、滋賀大学)、2017年3月 第7回近畿大学経済研究会 (於、近畿大学)。 様々な研究者や実務家たちとのディスカッションによって、課題研究の存在と重要性を広く公表することができ、同時に議論を通じて分析や結果の解釈を深めることができた。そして、得られた知見を基に論文を現在、海外学術雑誌に投稿している。同時に、以下の学会において、他の研究者たちの研究報告に関する討論者を務めた。 ・2016年6月 日本経済学会春季大会 (於、名古屋大学)、2016年10月 日本経済学会秋季大会 (於、早稲田大学)、2017年1月 日本国際経済学会関西部会 (於、関西学院大学)。 その結果、様々な角度から課題研究について考察することができて、現在進行中の課題研究をより深めることが可能になった。上記の研究実績で得られた知見を基に現在は、ベイジアンネットワークと構造VARモデルを用いて国際資本移動を分析中であり、興味深い実証結果が得られている。これを早急にまとめて2017年度に2,3本のディスカッション・ペーパーを公表して、同時に学会(海外も含む)や外部の研究会で研究報告を行なう準備がある程度進展している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
・「研究実績の概要」で言及したように様々な研究会・学会で報告を行なったり、類似する他の研究者たちの研究報告の討論者を務める等の活動を活発に行った。 ・2016年度の段階ではまだ公表できる形にはなっていないが、国際資本移動をベイジアンネットワークと構造VARモデルを用いて分析した結果、興味深い実証結果が幾つか得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年度は研究成果を海外の学会(92nd Annual Conference - Western Economic Association International)で公表することが決まっている。よって、海外の研究者たちとのディスカッションを通じて本研究をより深めたい。また、国際資本移動をベイジアンネットワークと構造VARモデルを用いて分析した結果、興味深い実証結果が幾つか得ることができた。これらをディスカッション・ペーパーとしてまとめて海外の学術雑誌に投稿したり、内外の学会・研究会で研究報告を行なっていく予定である。
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Causes of Carryover |
2016年度では海外の学会へ参加しなかったので、渡航費を計上できなかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年度は海外の学会に出席・報告することによって使用する。
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