2014 Fiscal Year Research-status Report
社会的企業モデルの国際比較プロジェクト―東北の被災地のモデル構築―
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26780200
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 勝典 東北大学, 経済学研究科(研究院), 博士研究員 (10632234)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会的企業 / 東北 / 被災当事者 / ICSEM / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「社会的企業モデルの国際比較プロジェクト―東北の被災地のモデル構築―」は、欧州社会的企業研究ネットワーク(EMES)が主導する社会的企業モデルの国際比較プロジェクト(ICSEM)に参加して、東北の被災当事者による社会的企業モデルの構築を行い、被災地の社会的企業の発展に貢献することを目的とした研究である。 平成26年度は、主に文献調査と事例研究を実施した。文献調査では社会的企業の基礎的概念と被災地での社会的企業に関する文献整理を実施した。それらの文献で扱われた社会的企業が、社会起業家の類型によって社会的イノベーションなどにどのように関連づけられるかなどを中心に検討した。事例研究では、東北大学大学院経済学研究科の地域産業復興プロジェクトなどで、研究代表者がこれまで行ってきた事例研究の調査団体を中心として、社会起業家のみならず利害関係者を含めてヒアリングや参与観察を実施した。 平成26年度の研究成果は、まず、アジア太平洋地域でICSEMに参加する研究者に対して、日本チームの一部として東北の社会的企業の状況について、The 3rd International Conference on Social Enterprise in Asia(2014年7月5日)で研究報告を行った。次に、被災地の社会的企業の一事例について、2nd GSBS Research Conference on Social Business(2014年11月26日)において事例報告を実施した。さらに、日本国内でICSEMに参加する他の研究者と共に、日本NPO学会第17回年次大会(2015年3月15日)においてICSEMの日本チームの中間報告会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画はおおむね順調に推移している。ただし、当初は平成26年度中に公表予定であったワーキングペーパーは、査読者からのコメントが平成27年3月に返送されたために、修正に取り組んでいる最中である。そのため、データベースの構築も平成27年度の研究課題となる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、社会的企業の国際比較-東北のモデル構築に向けて研究を推進する計画である。ただし、研究代表者が平成27年4月1日より東北大学から香川大学に異動するため、場合によっては若干の研究計画を変更する可能性がある。 査読の都合によりワーキングペーパーの英文校正が平成27年度にずれ込んだ為に7万円弱の予算を平成27年度に繰り越した。そのほかは計画通りに研究を遂行できた。
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Causes of Carryover |
平成26年度に予定していた英文校正が、査読者からのコメントの返送が遅れたために、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度分の助成金と平成26年度の助成金から繰り越した次年度使用額を合わせて、適切に研究費を使用して本研究課題を遂行する計画である。
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Research Products
(3 results)