2015 Fiscal Year Research-status Report
持続的な事業成長と価値獲得を実現する事業ドメインの再定義と事業システムの革新
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26780206
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
中道 一心 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 准教授 (60512001)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 事業システム / ドメイン・コンセンサス / 製品ライン / デジタルスチルカメラ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、大きく以下の2つの事柄に取り組んだ。 まず、第1に、事例研究の執筆および学会報告である。平成26年度から取り組んできたインタビュー調査の結果について整理し、それをベースに4つの学会報告を行った。特に、日本経営学会全国大会(熊本学園大学)で「時間サイクルの組み合わせと競争優位:デジタルカメラ産業の事例」と題した報告では、3つの企業の事例研究を紹介し、フロアとのディスカッションを行うことができた。また、日本経営史学会全国大会のパネルディスカッションでは「日本自動車産業の委託生産の生成と展開」において、デジタルカメラ産業の各企業との比較検討を行った。 第2に、中国市場における製品ライン戦略および補完企業との関係構築に関するインタビュー調査を行った。各国市場の特徴を把握することができた。それに加え、各国市場に対する本社の統括機能に関する聞き取り調査を行い、各企業の実態を把握することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査対象企業に当初計画通りに協力を得ることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は最終年度であるため、研究成果を発表とそのフィードバックに専念する。
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Causes of Carryover |
転籍に伴い年度末に研究活動が若干停滞した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
転籍後スムーズに研究活動に入っており、昨年度末に計画していた調査研究活動に使用する。
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