2015 Fiscal Year Research-status Report
自然科学系女性研究者の創造的な研究を促進するワーク・ライフ・シナジーに関する研究
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26780224
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Research Institution | Kyushu Women's University |
Principal Investigator |
篠原 さやか 九州女子大学, その他部局等, 講師 (90618224)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 女性研究者 / ワーク・ライフ・バランス |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度には、民間企業に所属する女性研究開発技術者の家庭内の責任と専門職としての自信がキャリア継続に与える影響に関する論文が学術誌に採択・刊行された(同志社大学大学院 藤本哲史氏との共著)。さらに、研究開発技術者のキャリア継続意識の性差の要因について調べた論文を執筆し、海外の学術誌へ投稿し、査読者からの助言に基づき大幅に加筆修正を行い、現在、2度目の査読中である。また、同志社大学大学院の藤本哲史教授と共に、米国の自然科学系女性研究者へのインタビュー調査を実施し、研究に重点を置く大学に所属する女性研究者のワーク・ライフ・バランスの現状や、これまでのキャリアにおいてワーク・ライフ・バランスをとるために行ってきた工夫等について調査した。学会発表としては、全米規模の学会の年次大会において、研究開発技術者の働き方における性差に関する発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度より所属機関を異動し、教育をはじめとする新たな業務が増えたため、当初予定していたアンケート調査の計画が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在査読中の論文の採択に向けて努力を続ける。また、アンケート調査の実施に向けて準備を進めるとともに、大学・研究機関等に所属する女性研究者へのインタビュー調査を継続する。
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Causes of Carryover |
予定していたアンケート調査の実施を次年度に見送ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
アンケート調査を実施するために使用する。
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