2014 Fiscal Year Research-status Report
現代日本社会における性同一性障害医療から見るジェンダー
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26780269
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鶴田 幸恵 千葉大学, 文学部, 准教授 (00457128)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 性同一性障害 / トランスジェンダー / 性の多様性 / 医療化 / 脱医療化 / 病理化 / 脱病理化 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)性同一性障害の診断場面における性別の取り扱い 疾病名がGender Identity Disorderから、Gender Dysphoriaに変更になり、これから日本の医学会でどのように診断がなされるようになっていくのかを調べるため、日本精神神経学会のシンポジウムをはじめ、脱医療化に関するシンポジウムにできるだけ参加し、情報収集を行った。またそれをもとに、世界的な動向の中での日本の取り組みについて理解するため、国際的な動きについて、日本の性科学の第一人者にプレインタビューを行った。GID学会にも参加し、今後の調査の仕方を確認した。 (2)女/男という二元的ではない、より多様化した性としての生き方 X genderという性自認を持つ人びとへのインタビューのコネクション作りを行い、キーパーソンを捜し当てた。一人は自助活動を行う団体の代表である当事者、もう一人は、X genderに関する博士論文を書いた研究者である。それを元に、これも、実際の調査への展望が開けた。論文を一本執筆し、年度開けに出版されることになっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基礎的な文献資料の収集、またこれからの収集の目処がたったこと。 これからの調査の具体的なめどがたち、発表、および執筆する媒体も決まったこと。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)性同一性障害の診断場面における性別の取り扱い については、調査の目処が立っており、より広い情報収集のために、オランダで開催されるWpathに参加する。またその内容は、ナカニシヤ書房から出版される書籍の一章として、執筆が決定している。なお、カウンセリングの録音・録画調査を取りやめ、医師の方針の確認のため、日本精神神経学会に参加し、医師との交流も深める。
(2)女/男という二元的ではない、より多様化した性としての生き方 については、文献を読み進め、予定通りインタビューを行っていく。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] 脱医療化と脱病理化2015
Author(s)
鶴田幸恵
Organizer
GID学会研究大会
Place of Presentation
大阪府立大学(大阪府堺区)
Year and Date
2015-03-21 – 2015-03-22
Invited
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