2016 Fiscal Year Research-status Report
女性の職業キャリア形成における標準学歴および追加的学歴の影響に関する実証研究
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26780273
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
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Principal Investigator |
高松 里江 立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (20706915)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ジェンダー / 働き方 / キャリア / 学歴 / 専攻分野 / 家庭 / 階層 / 教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2016年度（平成28年度）は，引き続き追加的学歴についての研究を行った．現代の日本では入職前だけではなく入職後に高等教育機関に進学する者がみられるが，その実態は明らかではない．本研究は，そうした進学から得られた学歴を追加的学歴と呼び，その実態を明らかにすることを目的としている．
2016年度は次の3つの研究を行った．
ひとつめは，追加的学歴に関するインターネット調査を用いた研究である．既存の大規模調査データには，追加的学歴を直接把握する質問項目がない．そこで2015年度にインターネット調査を計画・実施し，追加的学歴をもつ者を対象とした調査データを得た．2016年度は，調査データのクリーニングを行った．また，その調査データを用いて，どのような追加的学歴を行うと仕事に関する主観的な評価が上昇するかの分析を行った．この分析結果を，第63回数理社会学会にて報告した．
ふたつめは，追加的学歴に関する大規模調査を用いた研究である．追加的学歴を直接質問する項目はないものの，学歴情報を豊富に含む大規模調査データ（SSM2015，SSM2005，JGSS-2009LCS）を用いることで，追加的学歴の客観的な特徴とジェンダーとの関連を検討した．
最後に，ライフコースやキャリアの総合的理解のための研究を行った．インターネット調査や大規模調査を用いて，どういったライフコースやキャリアに対して満足感が上昇しているかの検討を行った．この分析結果を第67回関西社会学会にて報告を行った．また，今後，この研究を書籍として発表することを企画している．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2016年度は予定通り，インターネット調査データのクリーニングと分析を行い，学会において発表することができた．
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| Strategy for Future Research Activity |
2017年度は，引き続き，インターネット調査データを用いた研究と，大規模調査データを用いた研究を行い，追加的学歴の実態解明を行いたい．
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| Causes of Carryover |
2016年度は研究代表者の異動があり，アルバイトへの業務依頼などを十分に計画できなかったため．
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年度はアルバイトへ業務依頼を行う環境も整っており，データの整理についてアルバイトを依頼し，効率的に研究を進める．また，学会に参加し，関係する研究報告についての資料収集を行う．
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Research Products
(2 results)
