2016 Fiscal Year Research-status Report
地域包括ケアシステム構築のための地域診断活用支援プログラムの開発
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26780328
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
岡田 栄作 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70711183)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地域包括ケア / 地域診断 |
Outline of Annual Research Achievements |
地域診断の重要性は広く認識されているが、現状では十分にできておらず、政策策定に活かされていないなどの課題がある。それらの課題を解決するために、我々は独自の地域診断支援システムを開発し、自治体職員とNPO、企業と連携し、ワークショップなどを通じた共同研究を実施した。本研究では、地域包括ケア構築に向けて、自治体の事業計画作成のために利活用できるような地域診断活用支援プログラムの開発を試みた。ワークショップの開催を通じて、活発な意見交換が行われ、地域課題の共有が進み、地域課題を解決するために関係機関との連携を深める取組みへと発展した。このことから、対話の中から町独自のグッド・プラクティスが創出される可能性が得られた。厚生労働省が提唱している「多様な主体による生活支援サービスの重層的な提供」を実現するためには、地域診断結果を関係者で共有するワークショップは有用だと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は、「色々な主体や人が当事者意識を持って町のことを考え、共働しながら活動する人が現れる」を目指し、多様な関係者を巻き込み地域診断を活用するプログラムを開発することである。そのためのワークショップ行った。その結果、「地域課題解決に向けて共働したい」「自分達で解決できる部分のアクションプランを作る」等の意見が出され、参加者の97%が満足していた。
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Strategy for Future Research Activity |
地域診断に用いた指標を再度検討する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の計画より研究が進展して追加の調査を必要なため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
調査費用の補助に充てる
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