2014 Fiscal Year Research-status Report
社交不安障害のCompute-based CBTプログラムの開発と効果検討
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26780398
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
城月 健太郎 武蔵野大学, 人間科学部, 講師 (50582714)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社交不安障害 / CCBT / 認知行動療法 / 介入 / 不安 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の研究計画では,社交不安障害に関連するComputerized Cognitive Behavior Therapy(CCBT)について概観をしたうえで,次年度以降に実施するCCBTプログラムの内容の構成を進めることであった。 従来のうつや不安に関連するCCBTプログラムについては,疾患・症状に関わる心理教育,ストレスマネジメント,認知的再構成法などにより検討が進められていた。また,セラピストによるガイドつきCCBTがより効果的である一方で,治療者側の負担があることも示唆された。これらをふまえ,ストレス全般に対するケアと不安の心理教育・認知療法的アプローチから構成されるCCBTプログラムの構成を進めた。 また,予備的な研究として,大学生を対象として,社交不安傾向と自己開示の関係についての検討を行った。その結果,他者評価の恐れが高いほど自己開示の欲求が高いにもかかわらず,社交不安が高いことで心理的な負担のあることが示唆された。また,これを踏まえて社交不安に関する心理学的介入を導入する困難感が指摘され,CCBTプログラムの導入の有用性が示唆された。 次年度以降の研究では,CCBTプログラムについての実践的研究を行い,社交不安の変容について検討を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度に計画していたCCBTプログラムの作成は原案の構成が終了しており,現在Webベースでのシステムの構築を進めている。次年度以降ではプログラムを用いた介入研究を予定しており,計画通り実施できる運びとなっている。そのため,概ね計画は順調に進んでいると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は,作成されたプログラムに関して,まず大学生の健常レベルの社交不安がどのように変容するかについて検討を進める。この結果を踏まえ,必要な場合には一部プログラムの修正を行い,その次に社交不安障害患者に対する効果検討を行うことを計画している。
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Causes of Carryover |
現在,本研究で利用するCCBTプログラムのWebシステムに関する開発の委託を行っている。本委託開発について,プログラムの完成後にその費用を支払うこととなっている。そのため差額が生じているが,プログラムの完成は平成27年度中を見込んでいることから,差額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前述の通り,差額の多くは研究計画で支出予定のプログラムの委託開発費にて支出することを予定している。
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Research Products
(1 results)