2015 Fiscal Year Research-status Report
保育における乳幼児を対象とした音楽表現活動プログラムの開発
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26780438
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
石川 眞佐江 静岡大学, 教育学部, 准教授 (80436691)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 保育 / 乳幼児 / 音楽表現活動 / ワークショップ |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は，乳幼児期の子ども（0 歳～6 歳）を対象とした音・音楽の表現及び聴取活動を中心としたワークショップの実践と検証を通じて，乳幼児の音楽的発達を含む心身の総合的な発達に資する音楽表現活動のプログラムの構築及び開発を行うことを目的とする。具体的には以下の三点を研究の中心とする。
１． 保育施設における音楽表現活動の実態および問題点を明らかにする。
２． 保育施設における音楽表現活動の提案・実施・検証を行う。
３． 乳幼児期における音楽表現活動のプログラム構築及び普及を行う。
平成27年度は、上記三点のうち主として１．と２．にあたる部分について研究を遂行した。まず１．に関しては、これまでの国内外における乳幼児を対象とした音楽表現活動に関する教育史的，発達学的，実践史的な，様々な基盤的研究の整理を行い，それらの意義と課題をまとめ、本研究における音楽表現活動の立案・計画の基礎とした。また、保育にかかわる現場における音楽表現活動の実践の調査・見学，および保育者を対象としたインタビュー調査を通して，乳幼児期の音楽表現活動の実態把握と問題点の整理を行った。その上で、２．にかかわる内容として、平成27年度中に、東京都新宿区立保育園1園において１回（６月）、足立区立保育園１園において１回（６月）、足立区立こども園1園において２回（７月、１月）、杉並区私立幼稚園1園において２回（６月、１月）、足立区私立保育園1園（２月）において１回、計５園において合計７回の音楽表現活動を実施した。各園での実施後は実施時の子どもの様子を記録した映像データをもとに、子どもの反応や発話などの分析を行い、活動内容の検証と修正を行い、次回活動の構築を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、複数の保育施設での音楽表現活動の実施を行っており、次年度以降もさらに継続した活動の場を確保できている。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、平成27年度に行った音楽表現活動から得られた成果と課題をもとにさらに活動を精査、調整し、1園において継続的な音楽表現活動を行い、その成果を検証する。また、その他にも複数の保育施設での活動を予定している。
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| Causes of Carryover |
平成27年度前期に育児休業を取得していたため、研究の振興を一時停止していた。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度前期に実施予定だった活動について、平成28年度以降に実施するため、その諸経費として使用する。
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