2014 Fiscal Year Research-status Report
韓国における結婚移住女性の定住戦略と地域多文化教育のモデル構築に関する研究
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26780450
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
金 侖貞 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (40464557)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 多文化教委行く |
Outline of Annual Research Achievements |
今年は文献研究を中心に研究を行った。文献研究は、2つの方向で行われ、それまでの韓国多文化施策の検討とともに、多文化関連の論文や文献収集及び分析を行った。また、教育課程において、多文化教育がどのように扱われてきたのかも、分析、社会教育に留まらず、学校教育を含めた全体的な多文化教育の枠組みを取り扱うように注意を払った。 韓国の多文化教育をめぐる動きの中で、2014年は一つの分岐点ともなるといえるが、それは、それまでの多文化施策の転換が図られた側面が見られるからである。外国人女性の多文化教育を支える拠点であった、多文化家族支援センターが健康家族支援センターに漸次統合されていくことが発表され、それまで無料で行ってきた支援が有料に転換するなど、縮小の様子を見せる一方で、教育部においては、韓国人を含めた多文化教育へと、「統合・育成」の観点からの多文化教育を発表するなど、今までの多文化教育の枠組みの見直しや方向転換が図られている様子がみてとれる。 研究においても、いままでの多文化教育に関するクリティカルな視点からの論稿がいくつかみられ、先行研究を踏まえた上で、来年度以降の現場調査に入る枠組みの構築に反映させたいと思っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の研究計画は、理論研究をメインとし、来年度以降の現場調査の事前準備を行う年として位置づけている。従って、今年度は文献レビューとともに、それまでの政府による多文化関連施策の流れを検討、分析を行ったため、おおむね順調に進んでいるといえよう。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目になる、平成27年度においては、韓国の多文化教育に関する理論研究を行うとともに、外国人女性たちを地域多文化教育のアクター化していく上での支援・制度を調べる予定である。また、現場調査も少しずつ始める予定である。
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Causes of Carryover |
来年度以降のインタビュー及び現場調査の準備のために専門的助言をいただくために、前倒しの申請を行ったことと、書籍の追加購入の必要があったことからである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度以降に研究枠組みの設定及び調査進行に関わる専門的助言に使う予定である。
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Research Products
(1 results)