2014 Fiscal Year Research-status Report
社会人の留学振り返りから検証するグローバル人材再定義と留学支援体制の強化
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26780477
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岩城 奈巳 名古屋大学, 国際教育交流本部, 教授 (50436987)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 留学 / グローバル人材 / 留学の振り返り |
Outline of Annual Research Achievements |
国内/外大学の留学経験者へのキャリア支援の実態調査・文献先行研究をもとに、留学経験のある社会人に対してどのような「留学振り返り」作業が実施されているか、その具体的手法と要点を明らかにすることを目的に本研究は開始した。今年度は、初段階として、卒業生3名を招聘し、「留学とその向こう~留学経験と社会人生活~」としたシンポジウムを開催した。アメリカ、オーストラリア、韓国にそれぞれ長期及び短期で留学した学生が卒業後社会人として社会に出た後、留学をどのように位置づけているか、留学は社会人生活にどのように影響しているのか、どのように役立っているのか、について紹介をしてもらった。留学と現在の仕事が直結していなくても、対人関係で留学経験が役立っていること、コミュニケーション能力の向上、問題解決能力と言った観点からも、参加した3名とも全員が留学が影響している、と答えた。来年度は本シンポジウムで得られた知見からアンケートを作成し、卒業生を対象に調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していたシンポジウムを開催することはできたが、夏に計画していた卒業生を対象としたインタビューは卒業生と都合を合わせる事ができず(担当者海外出張があったため)実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度作成予定だったパイロット版アンケートに早々に着手し、秋以降、卒業生に配布できるよう計画を進める。
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Causes of Carryover |
卒業生へのインタビューを次年度行うこととなったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学生への交通費、謝金、シンポジウム開催費用
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