2016 Fiscal Year Research-status Report
東南アジア諸国におけるまちづくり型都市計画の展開に関する研究
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26820258
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| Research Institution | Toyo University |
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Principal Investigator |
志摩 憲寿 東洋大学, 国際学部, 准教授 (90447433)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 都市計画 / まちづくり / 東南アジア |
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| Outline of Annual Research Achievements |
東南アジア諸国・都市は「ブループリント型」から「まちづくり型」都市計画へと舵を切りつつあり、国内外の期待も大きい。本研究は、東南アジア諸国における「まちづくり型都市計画」の展開過程を明らかにし、その課題と展望を体系的に論じることを目的とするものであり、平成26年度より3カ年に渡り、(1)事例対象国・都市の位置付け：東南アジア諸国におけるまちづくり型都市計画に関する国内的・国際的な論調の整理と現在の制度的・政策的枠組みの類型化、(2)事例調査：インドネシア、フィリピン、タイにおけるまちづくり型都市計画の展開過程の解明（(2)-1各事例対象国・都市の関連する制度的・政策的枠組みの変容と(2)-2各事例対象都市の萌芽的まちづくり事例における行政・民間・市民セクター等の関係主体の活動の展開）、(3)研究総括：東南アジア諸国におけるまちづくり型都市計画の課題と展望の体系的考察、という3段階に分けて進める。
平成28年度は、現地事情等により実施が遅れてきたまちづくり事例の現地調査を行い、自発的な空間マネジメントの現状とそれに伴って創出される街のにぎわいとの関係を考察し、都市計画学会にて発表するとともに、研究総括に向けた論点を整理し、人と国土21誌における論考「スラムから学ぶこと：ニュー・アーバン・アジェンダに寄せて」やAASSA-SCJ Workshop等で発表（演題"A Study on the Land Tenure and Living Environment of Slums: Reflection from Lusaka and Jakarta"）した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
タイの政情不安やジャカルタのテロなどに伴う現地調査の遅延により研究の進捗がやや遅れ、事業の延長をしているが、これらの情勢が落ち着いたことから平成29年度に事業を完了できる。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成29年度はこれまでの研究成果の発表を進めるとともに、追加的な現地調査（インドネシア、タイを予定）を実施する。
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| Causes of Carryover |
本研究の事例対象としているタイ及びインドネシアにおける政情不安等に伴い、現地調査の実施が遅れていたため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度には、まず、アジア学術会議（6月14日～15日、於：マニラ）にて研究成果の発表を行うとともに、インドネシア及びタイの追加調査を行う（9～10月を予定）。さらに上述のような政情不安に伴い追加調査で十分な情報が収集できないことも想定されることから、補足的な調査として文献調査を強化する（11～12月を予定）。
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Research Products
(7 results)
