2014 Fiscal Year Research-status Report
レトロエレメントによるエピゲノム変動可視化レポーターを用いた発がんメカニズム解明
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26830069
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
蝉 克憲 京都大学, iPS細胞研究所, 研究員 (90633058)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | がん / リプログラミング / エピジェネティクス |
Outline of Annual Research Achievements |
エピゲノム変動下でレポーターが発現することを確認するために、ドキシサイクリン添加により初期化因子(Oct3/4, Sox2, Klf4, cMyc)を発現誘導可能なES細胞(Ohnishi et al., Cell 2014)にレポータープラスミドを組み込んだES細胞を樹立した。テラトーマ及びキメラマウスを作製後、リプログラミング誘導下でレポーターの発現を確認した。さらに、複数の発がんモデルマウスのES細胞に対してレポーターを導入し、マウスの樹立を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
エピゲノム変化を誘導することで、レポーターの発現が誘導されることが、テラトーマ及び、エピゲノム発がんモデルマウスにおいて観察された。さらに、複数の発がんモデルES細胞に対してレポータープラスミドの導入を行い、キメラマウスの作製に着手している。
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Strategy for Future Research Activity |
作製されたキメラマウスを用いて発がん過程におけるレポーターの発現を時系列、及び組織学的に解析する。さらに、レポーター陽性細胞をFACS等により回収し、エピゲノム解析を行う。
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[Book] 実験医学2014
Author(s)
蝉克憲、山田泰広
Total Pages
5
Publisher
リプログラミング技術を用いたがんエピゲノム研究