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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Proposal of Internal Loading Method to Evaluate Remaining Strength of Buried RC Pipe

Research Project

Project/Area Number 26850152
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

兵頭 正浩  鳥取大学, 農学部, 准教授 (60611803)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords耐力評価 / 荷重-変形量の関係 / 遠心力鉄筋コンクリート管 / 断面内剛性 / 軸方向剛性 / 機能診断 / 内面載荷法
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度での研究では、不とう性管であるRC管に内面載荷法を適用し、その有効性を確認してきた。しかし、その有効性はひび割れを想定した人工的な溝を付与したRC管に対してであり、実際の荷重によるひび割れとは異なることが考えられた。そこで平成28年度での研究では、外圧試験機によって所定の荷重を与えた管に対して評価を実施した。また、製造業者の異なるRC管が採取データに与える影響についても併せて検討した。その結果、内面載荷法は、荷重-変形量の傾きでひび割れを検知でき、その剛性は断面方向で異なることがわかった。一方、RC管は接合された状態で埋設されているが、通常時の接合が実施されている場合は、接合による管口の拘束は、採取データへ影響しないことがわかった。そのため、管口の拘束による剛性の変化は生じないことがわかった。最後に、RC管のメーカー間および製造時の製品規格が剛性に及ぼす影響について検討した。出荷されるRC管は、製品規格値を満足したものである。ただし、製品規格値を満足するということは、性能において最低基準値以上を有しているとのことである。そのため、製品の製造時における安全率の設定は各社によって異なる。また、RC管の製品規格は随時更新され、現在機能低下が懸念されているRC管の製品規格は昭和40年代の値のもとで製造されたものである。これらの条件のもとで、管のRC剛性を評価した結果、RC管の剛性は製造業者や製造年度によって異なることを確認した。
以上を総括すると、内面載荷法では、RC管の軸方向における剛性特性を評価することができ、製造時の状況(製造業社、製造時の規格)と評価時の状況(供用年数)を考慮したうえで健全度評価を実施すべきであることがわかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2017 2016

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results,  Acknowledgement Compliant: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 埋設管の耐力評価手法としての内面載荷法の提案- RC管を用いたひび割れ検知能力の検証 -2017

    • Author(s)
      兵頭正浩,緒方英彦,石井将幸
    • Journal Title

      農業農村工学会論文集

      Volume: 304 Pages: I _1-I_6

    • DOI

      http://doi.org/10.11408/jsidre.85.I_1

    • Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
  • [Presentation] 内面載荷法による埋設管の耐力評価基準の確立に向けた解析的検討-RC管の三次元解析モデルの検討-2016

    • Author(s)
      大山幸輝,兵頭正浩,緒方英彦,石井将幸
    • Organizer
      第71回農業農村工学会中国四国支部講演会
    • Place of Presentation
      松山市総合コミュニティセンター
    • Year and Date
      2016-10-27 – 2016-10-28

URL: 

Published: 2018-01-16  

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