2014 Fiscal Year Research-status Report
森林利用型樹木葬墓地の導入可能性と課題に関する研究
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26850227
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
上田 裕文 札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (30552343)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 事例調査 / 対象地選定 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内樹木葬墓地の事例調査として、日本で最初に自治体として樹木葬墓地に取り組んだ横浜市に対して、担当行政官へのインタビュー調査と現地調査を行った。 北海道内での調査対象地の選定を目的とし、北海道内全179自治体に対して樹木葬墓地の情報提供を行うとともに、複数回にわたり研究発表を行った。札幌市で行った発表会では、300名以上の参加者があり、参加者アンケートを行うことで、今後の住民・自治体アンケートを行う上での参考データを集めることができた。 また、こうした活動を通して、複数自治体より樹木葬墓地の問合せがあり、それらの場所の現地視察を行いながら次年度の調査対象地としての候補地を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
怪我にともなう手術と入院のため、海外事例調査の実施を次年度に延期した。そのため、当初の予定から遅れている調査項目が一部ある。それ以外の項目に関しては、順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度に得られた調査候補地の中から、社会実験と住民アンケートを行うことが可能な調査対象地の絞り込みを行う。そのために、各自治体の市町村長、行政担当者や樹木葬墓地推進の地元キーパーソンとの調整を引き続き進める。樹木葬墓地導入のシミュレーションとしてその過程を記述するとともに、地域住民のニーズ調査を行う。 また、前年度から延期した、海外事例調査を実施する。
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Causes of Carryover |
怪我にともなう手術と入院のため、海外事例調査のための海外出張が困難となった。そのため、海外事例調査の実施を次年度に延期した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成26年度に予定していた、海外事例調査を次年度に実施する。当初の予定どおり、ドイツと韓国における、森林利用型の樹木葬墓地を導入するにあたり、どのような法的整備や行政的な手続きが行われたかについて、インタビュー調査と現地調査を行う。
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