2014 Fiscal Year Research-status Report
Vasohibin-2アンチセンスオリゴヌクレオチドによる肝臓がん治療法の開発
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26860205
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堀江 佐知子 東北大学, 加齢医学研究所, 産学官連携研究員 (90451640)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 癌 / Vasohibin / 血管新生 / アンチセンスオリゴヌクレオチド / 肝がんマウスモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は実験的肝臓がんモデルを用いてVasohibin-2 (VASH2)に対するBNA修飾型アンチセンスオリゴヌクレオチドの生体への効率的な遺伝子導入法を開発し、VASH2ノックダウンによる肝臓がんに対する抗腫瘍効果を明らかにすることである。 平成26年度は、まず、ルシフェラーゼ発現ヒト肝がん細胞であるHepG2-luc (5×10(4) cells)をシリンジポンプ(50 μL、100 μL/min)でマウス肝臓に注入することで原発性肝がんマウスモデルの作製に成功した。生体発光画像法で経時的に肝臓内のがん細胞の生育を測定した。次に、作製した肝がんマウスモデルへのBNA修飾VASH2アンチセンスオリゴヌクレオチド導入による腫瘍生育抑制効果を生体発光画像法で定量化した。BNA修飾VASH2アンチセンスオリゴヌクレオチド(10 mg/kg)は、腫瘍接種後3日目から3日おきに6回、もしくはルシフェラーゼ活性が5×10(8) photons/secに達してから3日ごとに7回腹腔内投与した。本年度は、本研究を推進する上できわめて重要なデータを取得した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成26年度の研究実施計画は肝がんマウスモデルの作製である。平成27年度の研究実施計画はVASH2導入による抗腫瘍効果の評価と抗がんスペクトラムの評価であるが、すでにヒト肝がん細胞の同所移植マウスモデルでの抗腫瘍効果は確認された。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は異なる肝臓がん細胞株を用いたマウスモデルでの抗腫瘍効果を分子生物学的および病理学的に評価する。また、大腸がんやその他のがん細胞を用いた転移性肝がんマウスモデルでのVASH2アンチセンスオリゴヌクレオチドの抗腫瘍効果を明らかにする。 本研究で得た結果を学会等で発表し、論文雑誌に投稿する。
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