2014 Fiscal Year Research-status Report
高線量率小線源治療における接続健全性判定システムの開発
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26860401
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大谷 侑輝 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 招聘研究員 (70462215)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小線源治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
高線量率小線源治療では、複数のアプリケータを病巣部に挿入し、治療装置とアプリケータを移送チューブで接続して線源を送り出す。移送チューブ接続作業では、治療計画装置で割り振った番号通りに繋がなければならないが、機械的なチェック機構が備わっていないため、ボタンの掛け違いのような接続ミスによる事故を招き易い。本研究課題では、治療装置とアプリケータの接続健全性判定システムの開発を目的としている。これが達成できれば、高線量率小線源治療の安全性と効率が飛躍的に増し、より質の高い医療を提供することができる。 今年度は、このシステムの基盤となる検出器の作成に注力した。この検出器は、リング型磁石とホール素子を組み合わせ、模擬線源に見立てた磁性体の走行位置を同定する。また、検出器からの信号を受信するためのソフトウェアも完成させた。現在は、検出精度を向上させるために改良を重ねている。リング型磁石の中心部における検出精度は、磁気ノイズや磁力低下による影響のため、低下傾向にある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初のスケジュール通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
位置検出精度を向上させる。磁石とホール素子の組み合わせから、最適なものを探す。
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Causes of Carryover |
システム開発に必要な経費が、当初の見積もり以上に必要になりそうなため、 学会参加を取りやめて、旅費を節約したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
磁石とホール素子の購入に充てる予定である。
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Research Products
(3 results)