2014 Fiscal Year Research-status Report
インターネット依存症:日本におけるスクリーニングテストの開発
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26860414
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
野田 龍也 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70456549)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インターネット / インターネット依存 / 依存症 / 嗜癖 / 行動障害 / 疾患概念 / スクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、精神科医や計量心理学者など多職種の参加を得て、インターネット依存の定義付けやスクリーニング項目のあり方をテーマに4回の班会議(検討会)を開催した。検討の結果、インターネット依存症が独立した疾患概念であるか否かについては、中立的な立場を堅持するものとし、既存のスクリーニング尺度や他の依存症尺度などを交えた第1次調査を一般集団を対象に行うこととなった。当初予定の文献レビュー、第1次調査票の作成は終了したが、第1次調査については協力対象組織の都合で翌年度に実施することとなった。 第1次調査票の作成にあたっては、研究代表者と協力者が収集した数百項目から、数回の班会議を経て項目を絞りこむとともに、近年普及しているオンラインゲームやスマートフォンを用いたゲームについてどのように調査を行うか、積極的な検討を加えた。調査対象としては、当初の予定通り、大学や企業への協力を依頼するものとしたが、大学については選択バイアスやプライバシー保護の観点から、実施時期と手法を慎重に検討することとした。 現在、インターネット依存症のスクリーニング調査構築に関する全般的な経過や留意点についての論文と、各項目の立項根拠を解説した論文の2つについて執筆中である。 インターネット依存症と呼ばれる行動の障害への関心は年々高まっており、従来のスクリーニング尺度を用いた調査も数多く行われていることから、本研究班の目的はより一層意義あるものと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書の計画通りに概ね進んでいるが、当初予定の第1次調査については協力対象組織の都合で翌年度に実施することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
第1次調査の結果を分析し、専門家を交えて第2次調査票を作成するとともに、一般集団及びハイリスク集団を対象とする第2次調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
調査協力先の好意により、第1次調査の実施費用が圧縮されることとなり、当初の計画より廉価な研究費の執行となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度の研究費は、データ入力の研究補助や打ち合わせ・情報収集のための旅費、論文出版料等が想定される。
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Research Products
(1 results)