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2014 Fiscal Year Research-status Report

終末期の話し合いの実態と生活の質・遺族の健康に及ぼす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 26860478
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

山口 崇  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10725394)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
KeywordsEnd of life discussion / Quality of life / がん患者 / 遺族
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、本邦の終末期がん患者における「終末期の治療の目標や過ごし方に関する話し合い(End-of-Life (EOL) discussion)」が行われた頻度およびその内容を明らかにすること、EOL discussionの有無と、患者のアウトカム(Quality Of Life(QOL)、死亡場所)・遺族アウトカム(抑うつ・悲嘆など)との関連を探索することを目的とした遺族を対象とした調査票によるサーベイランス研究である。当初研究計画は下記のとおりである。

【平成26年度】先行研究の系統的レビューをもとに調査票を作成する。次に、各参加施設にて2014年1月31日以前の死亡した患者のうち1施設10名を連続に後向きに同定し、対象者リストを作成し、各施設より対象者へ調査票を郵送し、事務局へ返送していただく。【平成27年度】回収した調査票より、データ入力・データクリーニングをへてデータを固定し、データ解析を行う。データ解析は、EOL discussionの頻度及びその内容に関してそれぞれの頻度を算出する。また、EOL discussionの有無と、患者のアウトカム(quality of life、死亡場所)・遺族アウトカム(抑うつ・悲嘆など)の相関を探索する。【平成28年度】引き続き解析を行い、研究成果を公表する。

平成26年度は、系統的レビューをもとに調査票を作成し、参加同意を得た一般病院・緩和ケアチーム、ホスピス・緩和ケア病棟、および在宅での緩和ケアを提供する診療所等 183施設よりにおいて、2014年1月31日以前の死亡した患者のうち1施設10名を連続に後向きに対象者を同定した。各施設より対象者へ調査票を郵送し、回答された質問紙の回収を完了した。また、回収したデータの入力まで平成26年度中に完了した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成26年度は、系統的レビューをもとに調査票を作成し、作成した調査票を数名の遺族サンプルにおいて外的妥当性を検証を完了した。続いて、日本ホスピス緩和ケア協会の協力のもと、同協会会員である一般病院・緩和ケアチーム、ホスピス・緩和ケア病棟、および在宅での緩和ケアを提供する診療所等のうち183施設より参加同意を得た。各施設にて2014年1月31日以前の死亡した患者のうち1施設10名を連続に後向きに同定し、対象者リストを作成し、各施設より対象者へ調査票を郵送し、事務局へ返送を求め、最終的に10157件の回答された質問紙の回収を完了した。また、回収したデータの入力まで平成26年度中に完了した。
上記の進捗状況は、当初研究計画の予定どおり進行している。

Strategy for Future Research Activity

当初研究計画の予定どおり、来年度は集計したデータを解析し、研究成果公表につなげていく予定である。

Causes of Carryover

既存の文房具を使用し新規の文房具購入を控えたこと、書籍は次年度に最新版が出版される予定のため購入を控えたことにより、物品費(設備備品費・消耗品費)を節約したため。
また、人件費に関しては、当該年度の作業は予定よりも順調に進捗できたため、当該年度の人件費を節約した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

必要となった文具購入を行う。研究に必要な書籍の最新版を購入する。研究補助のために必要な人員のための人件費として使用する。

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Published: 2016-06-01  

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