2014 Fiscal Year Research-status Report
Hmga2トランスジェニックマウス等を用いた骨髄増殖性疾患の病態解明
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26860720
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
植田 航希 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (80632190)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 骨髄増殖性疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在実験を遂行中である。HMGA2トランスジェニックマウス・JAK2-V617Fトランスジェニックマウスを交配し、ダブルトランスジェニックマウスを得た。これらは、JAK2V617FやHMGA2単独トランスジェニックとして出生した同腹マウスと比較して、白血球上昇・脾臓の腫脹が強かったが、急性白血病の所見は示していなかった。生存期間は3か月程度で、単独トランスジェニックは野生型とそん色ない生存期間を示すため、HMGA2とJAK2V617Fの共存は明らかに骨髄増殖性疾患の病勢を明らかに増悪させることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交配実験は順調に経過していて、現在Nを増やしている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
ダブルトランスジェニックマウスの匹数を増やし、解析数を増やしたうえで、論文化する。
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Causes of Carryover |
実験計画上、次年度研究費が使用可能になる6月までの期間に、購入を予定している試薬等があるため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
4-5月期における、メソカルトM3434などの物品購入に充てる。
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