2014 Fiscal Year Research-status Report
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26860757
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
山本 相浩 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60589878)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | CIA / GFP / 骨髄内骨髄移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:関節リウマチの病態進展メカニズムを解明し新たな関節炎治療に結びつける コラーゲン誘導性関節炎モデル(Collagen-Induced Arthritis:CIAモデル)は、関節リウマチと多くの共通点を持つ関節炎モデルである。自己免疫学的機序を介すると考えられ、関節リウマチのモデルとして広く用いられている。CIAモデル作製には動物種ChickenのTypeⅡcollagenを用いる。Green Fluorescent Protein(GFP) geneを移入したC57BL/6トランスジェニックマウス(C57BL/6-Tg(CAG-EGFP)マウス)から骨髄細胞を採取し、それをpoly ICと5-FUで前処置したwild-type(WT) C57BL/6レシピエントマウスに骨髄内骨髄移植する。このレシピエントマウスを用いてCIA関節炎を発症させ、GFP陽性骨髄細胞の機能と動態を検討する。 平成26年度の研究の成果:CIAマウスモデル(Collagen-induced arthritis model)における骨髄細胞の機能解析のため、モデルマウス作製方法を確立した。C57BL/6-Tg(CAG-EGFP)マウスの雄をドナーとして骨髄を採取し、それをpoly ICと5-FUで前処置したwild-type(WT) C57BL/6マウスの雌に骨髄内骨髄移植した。経時的に、0日目、7日目、14日目、21日目、28日目の骨髄を採取し、蛍光顕微鏡で移植の成功を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨髄内骨髄移植を用いて、C57BL/6-Tg(CAG-EGFP)マウスモデル作製方法を確立することが出来たが、予定よりも期間が必要であった。 初年度にCollagen-Induced Arthritisを惹起させるまでには至らなかったが、これより施行していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
作製したマウスモデルにCollagen-Induced Arthritisを惹起させ、CIAモデルにおけるGFP陽性骨髄細胞を解析していく予定である。
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