2015 Fiscal Year Research-status Report
一見”正常範囲”の経過から発生する周生期由来の脳機能異常を解明する
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26860856
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
津田 兼之介 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 指導診療医 (20727507)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 新生児 / 脳機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては中~低リスク新生児における学齢期以降の高次脳機能障害の原因を多角的な脳機能観察ツールによって突き止めるとともに、介入可能な標的を明らかにすることを目的としている。研究初年度には、各種パラメータの情報が収集可能であることを確認した。2年目はパラメータの選別、時系列データの収集を年間の目標として取り組んだ。 年度途中の施設異動もあり、収集不可能なパラメータ、時系列データの収集を中断せざるを得ない部分もあった。ただその中でも長期的に使用可能なパラメータも明らかになりつつあり、継続可能な研究計画を立案、データ収集を開始しつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
施設異動の関係で、本年度の目的であった時系列データの収集が中断してしまった。しかしパラメータの選別は継続可能なものを、とう観点から進みつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
縦断的なデータ収集のための研究計画を長期的な観点から練り直す必要がある。またパラメータもある程度選別され、評価項目の減少にもつながることから、そこからいかに説得力のあるデータを出すかというのを考える必要がある。 計測ツールについても操作できる者が限られるため、研究に参加、協力可能な人材を養成する必要がある。
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Causes of Carryover |
呼吸心拍情報の収集が可能なモニタリングシステム、ソフトウェアが必要。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
呼吸心拍情報を解析するソフトウェア、コンピュータを購入する計画がある。 長期連続データを継続して取得し解析することは本研究の特徴でもある。
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