2016 Fiscal Year Annual Research Report
Association study of schizophrenia focusing on schizophrenomimetics responsive non-coding RNAs and development dependent
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26860916
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
治徳 大介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (10613854)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 遺伝子研究 / 統合失調症 / マイクロRNA / 脈絡叢 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、統合失調症の発症やグルタミン酸受容体遮断薬による統合失調症様症状の誘発が発達依存的である(神経発達の臨界期以後である)ことに着目して我々が同定したPRT6遺伝子に含まれたマイクロRNAのターゲット遺伝子の遺伝子関連解析を行うことを目的としている。 H26年度は、遺伝子およびSNP選択を行ったのち、日本人健常者2000人と統合失調症患者2000人の末梢血から得られたゲノムDNAを用いて、SLC6A2、NPAS4、COL4A4の各遺伝子のSNPsについて関連解析を行った。 H27年度、H28年度も引き続き残りのSNPsのジェノタイピングを行った。いずれの遺伝子においても、疾患/対照群の間でallele頻度、genotipe頻度の有意な差を認めなかった。また、ハプロタイプ解析でも関連を認めなかった。しかし、性別・発症年齢別解析を行ったところ、COL4A4において、16歳から25歳の階層で男女とも複数のSNPsの有意な関連を認めた。特に男性では、その傾向が強かった。これらのSNPsの一部は、CTCF binding siteの存在が推測された領域にあるSNPsにあり、この領域における機能変異が転写調節に何らかの影響を与えている可能性も考えられる。 以上の結果から、コラーゲン関連遺伝子であるCOL4A4と、好発年齢である16歳から25歳の統合失調症との関連が示唆された。COLA4は、脳脈絡叢を含む細胞基底膜機能に関わっているため、これらの脆弱性が統合失調症の病態に関わる一群が存在する可能性が推測された。
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