2015 Fiscal Year Annual Research Report
拡散テンソル画像で双極性障害とうつ病を弁別する試み
Project/Area Number |
26860936
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
秦野 浩司 大分大学, 医学部, 特任助教 (30516092)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | white matter structure / bipolar disorder / depression / bipolar temperament / diffusion tensor imaging |
Outline of Annual Research Achievements |
感情気質(循環気質、発揚気質)は双極性障害の病前因子と考えられており、その脳構造への影響を健常者で示す知見を我々は以前報告している。本研究は、双極性障害やうつ病といった気分障害と健常者の間での、それらの影響の違いを明らかにすることを目的とした。 今回、双極性障害、うつ病、健常者の3群において、脳構造における感情気質(循環気質、発揚気質)の影響を検討するためにMRIを撮像した。これまで、双極性障害17名、うつ病6名と、健常者20名を撮像した。 当研究施設のMRIの運用形態が変わってしまったため、MRIの使用可能時間が、計画当初の予定から減少してしまったため、当初目標の被験者数を下回ったが、これまでの撮像データを用いて、解析ソフトウェアFSLを用い画像解析用ワークステーション上にて、現在解析を行っている。今後、解析結果について、学会での発表、および、論文作成し、国際的な雑誌への投稿を予定している。
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